残された時間?永遠に生きるつもりだよ。

YOU−PROJECT

2019

 YOU企画は、
20周年を前にして
2019年度から
5年連続で、
マスターピース
<名作>を
産み出していきます。

プロジェクトの
設立趣旨に
立ち返り、
企画を進めますので
ご期待ください。

残された時間?永遠に生きるつもりだよ。


YOU−PROJECT 2019

チェーホフ 『ワーニャ伯父さん!』

原作:アントン・チェーホフ

(チェーホフ著 浦雅春訳 『ワーニャ伯父さん/三人姉妹』 光文社古典新訳文庫)

脚本 クスキユウ 演出 松浦友

出演 山本周 ぺんぺん(CLAPxCLAP)クロベイ(CLAPxCLAP)

    弓澤玲子(劇団EBIE) 氏田敦(劇団冬芽舎) ほか

〇物語

大学を退官したセレブリャコフ(氏田敦)は、都会暮らしに別れを告げ、若い妻エレーナとともに、先妻の親から受け継いだ田舎屋敷に戻ってきた。セレブリャコフの先妻は、ワーニャ(山本周)の妹であり、すでに亡くなっていた。

ワーニャは、大学教授だったセレブリャコフを長年崇拝し、彼の支えとなるために、25年にも渡って領地を切り盛りしながら、教授と、亡き妹との間の子、ソーニャ(ぺんぺん)や、実母マリア(弓澤玲子)とともに、つましく暮らしてきた。

長年、尊敬するセレブリャコフに尽くすことに疑いを抱いたことのなかったワーニャだったが、一緒に暮らすようになった目の前の人物は、いつも体調や機嫌が悪く、呼びつけた医師アーストロフ(クロベイ)の診察も受けようとしない。その尊大で身勝手な態度は、人々の田舎暮らしのリズムを一変させた…。

〇公演概要

日時 2020年 2月22日(土)19:00

         23日(日)16:00/19:00

         24日(月祝)11:00/14:00

            (開場は開演の20分前、上演予定時間80分)

会場 枚方公園青少年センター3Fホール (大阪府枚方市伊加賀東町6−8)

料金 2000円  学生1000円  (当日2500円)

チケット発売日 2019年12月21日(土)午前11時

アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ[1860〜1904]

ロシアの作家。南ロシアのタガンローグ生まれ。モスクワ大学医学部入学と同時に新聞・雑誌への執筆活動を始め、生涯に600編にのぼる作品を残した。ロシア文学伝統の長編と決別し、すぐれた短編に新境地を開いた。晩年には戯曲に力を注ぎ、『かもめ』『ワーニャ伯父さん』『三人姉妹』『桜の園』の4作品は世界的な名作として知られる。44歳の誕生日にモスクワ芸術座で『桜の園』を初演。直後、体調を崩して病状が悪化し、7月療養先の南ドイツで死去。代表作に『退屈な話』『かわいい女』『犬を連れた奥さん』『中二階のある家』『いいなずけ』などの短編がある。(光文社古典新訳文庫より)

天気は上々、これ以上に何が必要です?47歳ワーニャ、中年の危機


シェイクスピアと並び称される演劇界の巨人チェーホフ。
「優れたボードヴィル(笑劇)を一編残せたら最高」と言っていた彼が残した4大戯曲の一つ「ワーニャ伯父さん」に挑みます。

チェーホフ研究で名高い東京大学浦雅春の小気味いい翻訳を原作として、脚本は、2012年に小説も刊行した座付き作家クスキユウ。

演出は今年、利賀演劇人コンクール2019第一次上演審査2日目に出場し、「作品の世界を最も的確に表現(した)」と審査委員長平田オリザに評された松浦友。

今回はフェルメールとベラスケスという史上最高の画家二人から構図やポーズを借り、クラシックの名曲やロシア民謡を用いて、一つ一つのシーンそれぞれが名作となるように丹念に紡ぎ出す。

ギィ・フォワシイ「橋の上の男」で自殺志願者を軽妙に演じた氏田敦(劇団冬芽舎)、平田オリザ「思い出せない夢のいくつか」でユーモアを交えベテラン女優を演じた劇団EBIEの弓澤玲子、短編「ピーターラビットのぼうけん」で子供達を爆笑の渦に包んだCLAPxCLAPのクロベイとぺんぺん、そして松浦演出に欠かせない、哀愁を帯びつつ笑いも取れる山本周。ベテランから若手まで多彩な俳優陣が織りなす傑作会話劇は、歌あり笑いあり?!のヒューマンコメディー。

「ソーニャ、なんてつらいんだろう!」47歳のワーニャは、帰ってきた義理の弟が年上でインテリで大嫌い。
そんな“ワーニャ伯父さん”を取り巻く悲喜こもごもを劇場でぜひ体感してください。

STAGE PHOTO

 

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