ソリテュード<孤独>シリーズ最終章 YOU-PROJECT第24回公演  桜守篇
YOU-PROJECT
演劇ユニットYOU企画

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  【更新情報】2022.12. 12 第24回公演、ぐるぐる続編上演決定!!−最新情報はコチラ

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第24回

公演

ソリテュード<孤独>一人芝居シリーズ最終章

『ぐるぐる‐countless traces‐』

桜守

(氏田敦『入院メモ』より)

チラシ・HP絵:宮崎智晴


作:
クスキユウ

演出:
松浦友

“みんなで あれのの そのさきの ゆめのみらいを ゆめみます”


彼は話しながら、演じながら歩き回る。
ぐるぐる、ぐるぐる・・・。

入院と手術を機に声の不調に苦しんだ俳優が、無事に本番を迎えるまでが描かれる、

オートフィクション形式の物語。

戯曲前半部の”さくらの森編“は、2022年9月に同会場で上演された。

  
会場

会場 枚方市立楠葉生涯学習市民センター

      (050−7102−3131) 二階大集会室

〒573-1118 大阪府枚方市楠葉並木2丁目29−5 

<アクセス> 京阪樟葉駅から東へ800m:徒歩約10分

京阪バス あさひバス停 徒歩約2分



日時

2023年 2月 24日(金)19:00 開演
        25日(土)14:30開演
        26日(日)14:30開演

          (開場は20分前、上演予定時間40分)


同時上演!!
2月26日(日)11:30
開演
(開演は20分前、上演予定時間20分)

演々絵本『あひると狐のフライパン』 
B・ポター『あひるのジマイマのおはなし』より

作:クスキユウ 演出:松浦友 出演:ぺんぺん(CLAPx CLAP)

<料金>子ども500円(4-18才)  大人1,000円

あひると狐のフライパン』のチケットを購入


※「ぐるぐる」公演チケットは下記です。↓


料金

一般前売 2000円  当日2500円

大学生1500円  中高生500円

小学生以下、無料(保護者同伴が必要)

劇団応援チケット5000円

※ 劇団応援チケットとは、一般料金との差額で

  劇団を支援するチケットです

    
チケット
オンラインチケットサービス⇒  チケットを購入

・ご予約前に、お得な公演チケットサイト「カンフェティ」への会員登録(無料)が必要となります。

・お支払いは、Webからお申込の際にクレジットカード決済、またはチケット受け取り時に セブン-イレブン店頭でお支払いの、どちらかをお選びいただけます。

※クレジットカード決済を選択された場合、チケット受け取りはお申込みより4日後からとなります。

・ご予約後、セブン-イレブン店頭にてチケットをお受け取りください。

・セブン-イレブンへの発券手数料がかかります。


電話予約 カンフェティチケットセンター 0120-240-540
      (受付時間 平日10:00-18:00)

・払込票番号を予約時にお伝えしますのでメモをご用意ください。
・お電話でのご予約の場合、会員登録は不要です。※カンフェティポイントは付きません。
・予約有効期間内に、払込票番号をお近くのセブン-イレブンのレジまでお持ちください。



申込み・問い合わせ

Eメール solitude @ you-project.com

               
               残席情報はコチラ




物語




“思いもよらないことがいつ誰にでも起きる”


芝居が進行する最中、火災報知器が作動するが構わず演じ続ける俳優。孫が寂しいだろうと置いていったぬいぐるみが、チェーホフ「ワーニャ伯父さん」の登場人物ソーニャのセリフを話し出す。やがて、どこからかエレーナやワーニャ、前編のさくらの森編で自身が演じていたセレブリャコフの声が聞こえてくる。その上、俳優の姉や俳優自身の声まで聞こえてきて・・・。



さくら

の森



 『ぐるぐる―countless traces?』は、4幕8場面あります。そのうち前半の2幕を、‘さくらの森編‘として上演しました。

入院の顛末を語りながらも、チェーホフ戯曲の登場人物(『タバコの害について』のニューヒン、『桜の園』のフィールス、『熊』のスミルノーフなど)を演じ始め、次第に元気になっていくさまが描かれました。



登場

人物




“剤の効き目か? 効くならばしっかり効け。”


入院と手術を機に声の不調に苦しんだ俳優。

現在は劇場で、チェーホフの短編「煙草の害について」をモチーフに描いた戯曲を上演中。見えざる“死”と対峙しつつ、今まで演じたキャラクターと対話し、無事に本番を迎えるまでが描かれた、ドキュメンタリーに見せかけたオートフィクション形式の物語。

 妻がおり、姉が一人いて、その息子、つまり甥と土地を巡って若干の係争中。娘が離れた所に住んでいるが疎遠ではなく、入院していた時には見舞いに来てくれ、そこまで孤独なわけではない。

尾崎放哉、小林一茶の俳句などをよく引用し、聖書にも造詣が深い。今までシェイクスピアを始め、チェーホフやブレヒトなど多彩な役を多様な発話で演じてきた。「桜の森の櫻守り」という現在上演中の戯曲作者が書いた絵本の読み聞かせを児童館などでやっている。



出演:

氏田敦


氏田敦(シダアツシ) 劇団冬芽舎〈休止中〉代表・俳優

京都市生。劇団京都小劇場を振り出しに活動開始。劇団カオスを経て冬芽舎へ 。劇団の中心俳優として京都を拠点に関西の舞台で活躍。一方で冬芽舎俳優教室(1 〜 16期)指導。放送芸術学院・大阪アニメーションスクール専門学校の講師('95 〜'16)など後進の育成指導にも尽力。劇団活動休止後は独り他劇団への出演を続け現在に。

  
作・演出より

“思いもよらないことがいつ誰にでも起きる”

画家の宮崎智晴氏の「荒れ地のさくらもり」という作品を見て、その絵一枚の絵本を作ろうと文を書いたことがありました。

 京都の俳優、氏田敦さんの入院日記を読ませていただき、今回の作品にしようと思いました。この二つがヒントになっています。

さて、なぜさくらもりか。私は演劇って桜のようだな、と思ったのです。数日のうちに散ってしまう、でもその間はものすごく人々に愛でられ、魅了する。やがて消えゆく運命にあるのに、でもそれを丹念に時間をかけて、労力をかけて創り出す、そうした作業がさくらもりに通じるなあ、と感じるのです。

 普段、私は永遠に生きる前提で生活していますが、それでもやはり死というものを考えたり、今現在は治らない病気にかかったりすることを考えると、桜の散りざまを人の一生に見立ててしまいそうになります。

 俳優もまた演劇作品というはかない桜を守ってきた人なのではないでしょうか。



スタッフ


舞台監督:渡川知彦

照明・音響:渡川組

舞台美術:A.Shida × T.M.

衣 装:Naomi M.  


主催・制作:YOU-PROJECT

京都芸術センター制作支援事業

協力 枚方演劇連盟




YOU-PROJECT



 2000年設立。「そこに在る演劇」という信念のもと、演劇が、どこか遠い場所の無関係な営みではなく、日常と繋がることで、新たな視点を獲得する作品づくりを目指す。旗揚げ公演『ハーフ』は、座付作家クスキユウにより書き下ろされ、2006年に再演。2012年には小説化された(文芸社刊)。
 『ジュリエット-Juliet Capulet-』、『ワーニャ伯父さん!』など名作古典劇の再構成も手掛ける演出の松浦友は、2004、2005年と演出者協会主催若手演出家コンクール二次審査選出。2013年『橋の上の男』でギィフォワシイコンクールヤマキ賞受賞。2019年利賀演劇人コンクール第一次上演審査で、『温室の前』(岸田國士・作)が「作品の世界を最も的確に表現している」と評される。

演劇出前ワークショップを始めました。YOU企画を“あなた”の街へ!


“読む”


“聞く”


“話す”

演劇的朗読会「本を読む」


「本を読む」という単純な行為を「物語を伝える」という点に着目し,演劇的に構成した朗読会です。

この朗読会はちょっとだけ変わっていて、読み手が、読む場所や読み方を決められるだけでなく・・・

聞き手に、「こんな風に聞いて欲しい」と注文をつけられるのです!!

(今までの朗読会では、寝転んだり、物語に出てくる効果音を聞き手が出したりしました。)

詳細は、お問い合わせください。

誰かと出会う”


“誰かと話す”“誰かと創る”


“新たな自分と出会う”

集団演劇創作ワークショップ「C.D.F.」


場所とキャラと登場順だけ決めて、あとはその場のノリ=即興アドリブでお芝居を創り上げて行きます。

ナビゲートに乗って創っていってみると、意外に簡単。楽しい。面白い。

そんな演劇体験をしてもらいます。

詳細は、お問い合わせください。

 

アナタが主役 by YOU−PROJECT


「そこに在る演劇 日常の中の“非日常”」をテーゼとして、“特別な物”、お金と時間がかかるものと思われがちな演劇を日常の世界に引き下ろし、日常の中からお芝居を創っていこうとする試み。常に社会的存在である事を意識し、演劇が人々のより身近な位置にあるようにするため奮闘する。長期的な視野と機が熟すまで待つ辛抱強さを武器に不定期に公演を行っていくが、同時に演劇を広く社会一般に広めるワークショップ活動をも企画する。

2000年4月1日 YOU企画主宰 松浦 友
お問い合わせ先 solitude@you-project.com
TOP IMAGE by Shi rou Sasaki @陸前高田
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