YOU企画最大規模の予算と人手を使った、勝負をかけた作品です。
プレスには実験的と書かれましたが、ジュリエットの物語に絞っていたので観客たちには分かりやすい公演だったようです。
とはいえ、幾つか演出意図が伝えきれていない部分も散見し、識者の批評には辛いものも散見していました。
演出家は新たに力の足りない部分を自覚し、今後の作品に対してさらに真摯に初心に立ち返って挑むことを決意しました。
最大動員は達成したものの、目標には及ばず、作品評価も分かれていたのでプロデュース的にはドロー(引き分け)です。
それでもメルクマールとして印象深い、振り返れば転換点となるような大きな作品でした。
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